Bスポット治療
のどの上・鼻の奥の上咽頭の慢性的な炎症が続くと、鼻やのどの違和感、後鼻漏、鼻づまりや咳などの原因となります。めまいや頭重感などにも効果があると言われています。
Bスポット療法とは、この部位に塩化亜鉛液を塗布することで、炎症を抑える治療です。
上咽頭炎の消炎に効果的です。風邪は上咽頭の炎症から始まることも多いため、風邪の消炎にも有効です。
治療方法
当院では咽頭けんめんしを用いて、口から上咽頭のBスポットに塩化亜鉛液を塗布します。
Bスポット療法を受ける上での注意すべき点
- 上咽頭の炎症が強い方ほど、薬がしみて、ひりひりとした痛みが出ます。痛みが強い方は数時間、まれに翌日まで痛みが残ったりする場合もあります。痛みが強い方のほうが、その後の症状が改善する傾向にあります。
- 薬を塗った後、唾液に血が混じる事が翌日くらいまであったりします。この出血も上咽頭の炎症が強い方ほどある傾向にあります。
- 上咽頭の炎症が治まっていくにつれて、処置後の痛みや出血は改善していきます。
- 食事や飲み物は治療をした後の制限はありません。食べ物は上咽頭を通りませんので、治療後すぐに飲んだり食べたりしても構いません。
※Bスポット療法がなぜ疾患に対して有効であるか不明であり、あくまでBスポット療法は補助的な治療法です。薬物療法も大切です。